夫婦でNISAをやっていると、一度は思うかもしれません。「2人分、1つの口座でまとめて管理できたら楽なのに」と。
でも、NISAは制度上それができません。夫婦であっても、口座は別々に持つことになります。
わが家も、もちろん別々です。ただ、それを不便だと感じたことはありません。今日は、夫婦のNISAを5年間別々で続けてきて、かえってこの形で良かったと思っている理由を書いてみます。
夫婦のNISAは1つにまとめられない
もう少し詳しく書くと、NISAは1人につき1口座しか持てません。金融庁の説明でも、口座は1人1口座のみと決められています。
夫は夫の名義、妻は妻の名義。家計が一緒でも、ここは分けるしかありません。
家計は一緒なのに、口座は分かれる。最初に知った時は、少し不思議な感じがしました。
わが家は最初から別々だった
うちは夫婦で証券会社も銘柄も別々です。
私はSBI証券でオルカン。妻は楽天証券で楽天VTIを5年。同じ「夫婦の投資」でも、入り口からまったく別のところを通ってきました。
これは「別々にしよう」と話し合って決めたわけではありません。それぞれが自分のタイミングで、自分の選んだ場所で始めたら、自然とこうなっていただけです。
銀行口座も夫婦で別々にしているので、考えてみれば一貫しているのかもしれません。お金まわりは、わが家はもともと別々が基本でした。
揃えなくてよかったと思う3つの理由
別々で続けてきて、これで良かったと思う理由が3つあります。
1 お互いの運用に口を出さなくて済む
口座が分かれていると、相手の運用が物理的に見えません。これが、思った以上に楽でした。
妻は楽天VTIをほぼ放置で5年続けています。私はその間、銘柄を迷ったり、相場を気にしたりしていました。投資を勉強してきた私が、放置運用の妻に負けたという話を以前書きましたが、もし口座が一緒だったら、私は妻の運用にあれこれ言っていたと思います。
別々だと、お互いのペースを尊重するしかありません。それが結果的に、2人とも投資を止めずに続けられた理由のひとつだと感じています。
2 どちらかが動けなくなっても、片方は回り続ける
私には、1年ほど働けなかった時期があります。
その時に強く思ったのが、収入も口座も1か所に集めすぎない方がいい、ということでした。片方が動けなくなっても、もう片方はそのまま回り続ける。共働きで口座が分かれていると、家計全体としては倒れにくくなります。
NISAは名義人本人の資産なので、片方に何かあった時に、もう片方が自由に動かせるわけではありません。だからこそ、それぞれが自分の口座を持っていることに意味があると思っています。
3 「自分の分は自分で守る」が自然に続く
これは生活防衛資金の記事からずっと変わらない、わが家の軸です。
口座が別々だと、自分の資産は自分で把握して、自分で守ることになります。誰かに任せきりにならない。夫婦であっても、お金の主導権は自分で持っておく。これが自然と続く形になっています。
別々だからこそ気をつけていること
もちろん、別々にも地味な不便さはあります。
一番は、資産の全体像が見えにくいことです。証券会社が違うので、ログインも別、アプリも別。家全体でいくら積み立てているのか、パッと一目では分かりません。
ただ、これは大きな手間ではありませんでした。年に何回か、お互いの残高をざっくり共有する。それくらいで十分把握できています。毎日見るものでもないので、たまに合算してみる程度で困ったことはありません。
「揃える手間」をかけるより、「別々のまま、たまに確認する」方が、わが家には合っていました。
まとめ 一本化できないことは デメリットじゃなかった
夫婦のNISAは、制度上1つにまとめられません。最初はそれを「できない」と少し残念に感じる人もいるかもしれません。
でも、わが家にとっては、まとめられないことがむしろ良い方向に働きました。お互いのペースを尊重できて、片方が動けない時にも倒れにくくて、自分の分は自分で守れる。
S&P500とオルカン、夫婦で別々に持ってわかった時にも思いましたが、夫婦だからといって、何もかも揃える必要はないのかもしれません。大事なのは、それぞれが続けられる形を見つけることなのだと思います。
わが家の場合は、別々が正解でした。あなたのご家庭では、どんな形が続けやすいでしょうか。
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