6記事目で、生活防衛資金100万円を住信SBIネット銀行に置いている、という話を書きました。
ただ、6記事目では「どこに置いているか」までは書いたものの、「なぜそこに置いているのか」までは書ききれていませんでした。
今回はその続きです。
私は今、住信SBIネット銀行をメインバンクとして使っています。普段遣い、生活防衛資金の置き場、SBI証券との連携。ほぼすべての役割をこの一つの銀行で済ませている状態です。
なぜそうしているのか。使ってみて、地味な不便さはないのか。今回はそのあたりを淡々と書いていきます。
6記事目で書ききれなかった銀行口座の話
6記事目では、自営業になって積立を月3万円から月1万円に減らした話を書きました。
その流れの中で、生活防衛資金100万円を住信SBIネット銀行の普通預金に置いている、ということにも軽く触れています。
ただ、あの記事は「積立をどう見直したか」が本筋だったので、銀行口座の話は最小限にとどめました。
今回は、その続きの話です。「なぜ住信SBIなのか」「他の銀行と何が違うと感じているのか」を、自営業として使っている立場から書いていきます。
メインバンクに住信SBIを選んだ理由
私が住信SBIをメインバンクにしている理由は、大きく3つあります。
理由1:ATM手数料が実質ずっと無料
これが、日々の使い勝手で一番効いています。
住信SBIには「アプリでATM」という機能があります。スマホのアプリで操作してATMを使うと、入出金の手数料が回数無制限で無料になります。
私はキャッシュカードを基本持ち歩かず、スマホだけでATMを使う運用です。
自営業になってから、現金を引き出す機会も振込の機会も、会社員時代より明らかに増えました。仕入れ、サブスク、税金、年金、保険料。「ATMのたびに数百円かかる」だと、地味に積み上がります。
ここが回数無制限で無料なのは、地味ですが大きい。メガバンクから乗り換えて一番ありがたかった部分かもしれません。
理由2:SBI証券との連携(SBIハイブリッド預金)
二つ目は、SBI証券との連携です。
住信SBIには「SBIハイブリッド預金」という仕組みがあります。住信SBIに預けたお金が、SBI証券での投資信託や株の購入時に自動的に使える、というものです。
私は今、毎月の投信積立はクレジットカード積立をメインに使っているので、ハイブリッド預金の出番は限定的ではあります。
ただ、余剰資金で個別株を買う時や、相場が動いた時に追加で買い増したい時には、入金の手間がないので動きやすい。
「使う日もあるし、使わない日もある」ものですが、ある状態とない状態だと、ある方が断然身軽です。
理由3:目的別口座で、これから家計を整えやすい
三つ目は、これは「これから活かしていきたい」機能の話です。
住信SBIには「目的別口座」という機能があります。普通預金の中に、用途ごとの仮想的な口座を作れる仕組みです。
正直に書くと、私は今のところこの機能を使っていません。今は一つの普通預金に全部置いていて、生活費も生活防衛資金も同じ場所にあります。
ただ、たとえば子どもが生まれて教育費を分けたくなった時、車を買う準備を始めた時、旅行費を貯めたくなった時。「分ける理由」ができたタイミングで、この機能を使っていけばいい、と考えています。
「今は使っていないけど、いざという時に使える」というのは、家計の柔軟性として持っておきたい機能です。
使ってみて感じている地味な不便さ
ここまで「選んだ理由」を書いてきましたが、いいことばかりではありません。使ってみて感じる、地味な不便さもあります。
正直に書いておきます。
通帳がない
ネット銀行なので、紙の通帳はありません。
最初は「履歴が残らない不安」がありましたが、アプリで明細が見られるので、慣れれば気にならなくなりました。
ただ、年配の方に「銀行口座を見せて」と言われた時に説明が面倒な場面はあります。それでも今まで使ってきて1度だけですけどね。
店舗がない
これも当然ですが、対面で相談できる窓口はありません。
幸い、今のところ困ったことはありません。問い合わせはチャットやメールで完結しますし、よくある手続きはアプリで全部できます。
ただ「何か大きなトラブルが起きた時、対面で相談できない」のは、人によっては不安要素になるかもしれません。
変化が多い時期に当たっている
これは今だからこその話なのですが、住信SBIは2025年にNTTドコモの連結子会社になりました。
その流れで、2026年5月にスマートプログラム(優遇プログラム)が改定され、ランク名や条件が変わっています。さらに、2026年8月には「ドコモSMTBネット銀行」へと社名変更が予定されています。
私は今のところ大きな影響は感じていませんが、「日常的に使う銀行が、短い期間で何度も変わる」のは、人によっては落ち着かないかもしれません。
私自身は、しばらくは様子を見ながら、今の使い方を続けるつもりです。
夫婦で別々の銀行を使っている話
ここで、夫婦の話を少しだけ。
私は住信SBIをメインバンクにしていますが、妻はメインバンクが別です。妻の口座は妻が管理していて、私が触ることはありません。
これは2記事目で書いた「自分の分は自分で守る」というスタンスの延長です。
夫婦で同じ銀行に集約するメリットも、もちろんあると思います。家計管理がシンプルになりますし、振込の手間も減ります。
結果的には、私たちは分けています。
理由は単純で、「片方の銀行に何かあった時(システム障害・口座凍結など)、もう片方が動ける」という安心感があるからです。
派手な理由ではありませんが、自営業をやっていると「万が一」を考える時間が長くなる気がします。会社員時代より、リスク分散への意識は強くなりました。
これから自営業を始める人に伝えたいこと
最後に、これから自営業を始める人、もしくは始めたばかりの人に向けて、銀行口座について感じていることを書いておきます。
私が大事だと思うのは、3つです。
- 投資の前に、まず置き場所
- 生活費用と事業用は分ける
- 銀行は自分の生活スタイルに合うかどうかで選ぶ
1つ目は2記事目・6記事目でも繰り返し書いてきました。生活防衛資金がある状態で投資を始めないと、何かあった時に売却することになります。私は実際にそれをやって、痛い目を見ました。
2つ目は、確定申告のことを考えても大事です。事業用のお金と生活費が混ざっていると、後で仕訳けるのに時間がかかります。私は早めに分けておいて正解でした。
3つ目は、住信SBIを推奨しているわけではありません。私の場合は、SBI証券で積立をしているので連携が便利、というだけです。楽天証券で積立をしている人なら楽天銀行の方が便利でしょうし、メガバンクの方が安心という人もいると思います。
「どの銀行が一番いいか」より、「自分の生活スタイルに合うか」で選ぶのが、満足度も高いと思います。
まとめ
私は今、住信SBIネット銀行をメインバンクとして使っています。
理由は3つ。ATM手数料が実質ずっと無料、SBI証券との連携、目的別口座という将来の選択肢。
ただ、これは私の場合であって、誰にとっても最適な選択肢ではありません。あなたの使っている証券会社、生活圏、家族構成によって、合う銀行は変わります。
大事なのは、「投資の前に、置き場所を整えること」だと思っています。
派手な話ではありませんが、来年の自分が少し楽になる準備として、銀行口座の見直しは効きます。
※当ブログは個人の体験記であり、特定の金融商品を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願いいたします。
※本記事は2026年5月時点の情報をもとに執筆しています。住信SBIネット銀行は2026年8月に「ドコモSMTBネット銀行」への社名変更が予定されています。最新の情報は公式サイトをご確認ください。


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