最近、iDeCoのことが気になっています。
前回の記事で、自営業になって月3万円の積立を月1万円に減らした話を書きました。(月3万円の積立を、自営業になって1万円に減らした話)
生活防衛資金が整って、近々、また月3万円に戻す予定です。そうなると、次に気になってくるのが、iDeCoです。
ただ、まだ決めていません。
今回は、iDeCoを始める報告ではなく、「やるかどうか、夫婦で迷っている過程の記録」です。同じように迷っている自営業の方、検討中の会社員の方の参考になれば、と思って書いています。
結論を急がず、考えていることをそのまま残しておきます。
なぜ今、iDeCoが気になっているか
理由は、3つあります。
ひとつめは、投資の順序が整ってきたこと。
6記事目でも書きましたが、私は「生活防衛資金 → 積立投資 → 余剰の攻め」の順序を大事にしています。生活防衛資金100万円が確保できて、月1万円の積立も続いている。近々、月3万円に戻す。その次に何を考えるかというと、自然と「老後資金」が浮かんでくるわけです。
ふたつめは、自営業に退職金がないこと。
会社員時代は、会社の制度に乗っていれば退職金や企業年金が用意されていました。自営業になってからは、それが全部、自分で準備するものに変わります。iDeCoは、その「自分で準備する仕組み」の代表格です。
みっつめは、2027年1月からの制度改正です。
自営業のiDeCoの掛金上限が、現在の月68,000円から月75,000円に引き上げられる予定です(楽天証券:【2026年12月制度改正】iDeCoの加入可能年齢・拠出限度額が引き上げ)。70歳まで加入できるようにもなります。枠が広がるというニュースを見て、「自分も検討した方がいいのかな」と思い始めた、というのが正直なところです。
ただ、ここで気をつけたいのは、「枠が広がる=やるべき」ではないことです。制度が良くなったからといって、自分の状況に合うとは限らない。そこが、まさに今、迷っているところです。
夫婦で話してみて、わかったこと
まず妻に、「iDeCoって、やる?」と聞いてみました。
返ってきた答えは、「うーん、私はいいかな」でした。
理由を聞くと、こんな感じです。
「60歳まで引き出せないのが、ちょっと怖い」 「今の楽天VTIの放置で十分じゃない?」 「老後のことより、今の積立を続けるだけで精一杯」
正直、納得感のある理由でした。
妻の楽天VTIは、5年続いている積立です。(投資を勉強してきた私が、放置運用の妻に負けた話)にも書きましたが、相場も見ない、銘柄も迷わない、シンプルに続けている。妻にとっては、これ以上「投資の手数を増やすこと」自体がストレスなんだろうと思います。
夫婦で投資の熱量が違うというのはよくある話です。私たちもそうです。
私は調べるのが好きで、iDeCoの制度や金融機関の比較に時間を使うのが苦じゃない。妻は、そういう時間が苦手です。
だから今回は、「夫婦で同時にiDeCoを始める」のは見送る方向です。やるとしても、夫の私だけ。妻には無理に勧めない。
これが、夫婦で話してみて、最初に決めた方針でした。
自分が迷っている、3つのポイント
夫だけでもやろうかな、と思いながら、それでも決めきれない。
理由は、3つあります。
① 60歳まで引き出せないこと
iDeCoは、原則60歳まで引き出せません。これが、自営業にとっては結構重い制約です。
会社員なら、毎月の給与が安定しています。固定費としてiDeCoの掛金を引いても、生活への影響は読みやすい。
自営業は違います。収入は月によって変動します。良い月もあれば、厳しい月もある。1年働けない時期もありました。
「60歳まで触れない場所に、毎月いくら入れるか」を決めるのは、会社員時代より慎重になります。
② 掛金額をいくらにするか
自営業のiDeCoは、月5,000円から始められます。上限は月68,000円(2027年からは月75,000円)です。
満額の月68,000円は、私には重い。
今、新NISAで月1万円、近々月3万円に戻す予定です。そこにiDeCoを上乗せするとなると、月いくらが現実的か。
頭の中では「月5,000~1万円スタートが妥当かな」と思っています。でも、節税効果を考えると、もう少し増やした方がいいのかもしれない。ここの線引きが、まだ決まりません。
③ 国民年金基金や付加保険料との兼ね合い
これが、一番見落としやすいポイントだと思います。
自営業のiDeCoの月68,000円という枠は、iDeCoだけの上限ではありません。国民年金基金や国民年金の付加保険料と合算した上限です(iDeCo公式サイト:iDeCo(イデコ)の加入資格・掛金・受取方法等)。
付加保険料については、調べているうちに「自分はどうだったかな」と気になって確認しました。月400円で入れる制度ですが、また別の機会に。
ここでは、「iDeCoの掛金枠は、他の制度との合算で考える必要がある」ということだけ、頭に置いておきたいと思います。
「やらない」も選択肢として残している理由
ここまで読むと、「結局、やる方向なんでしょ?」と思われそうですが、実はそうでもありません。
「やらない」も、ちゃんと選択肢として残しています。
理由は、3つです。
ひとつめは、新NISAだけでも十分かもしれない、ということ。
私と妻は、すでに新NISAで積立をしています。夫婦合算で月4万円、これから月6万円に増やす予定です。(夫婦で月4万円のNISA積立。これから合計6万円に増やしていく話)
新NISAは、運用益が非課税で、いつでも引き出せる。iDeCoのような所得控除はないけれど、自由度は高い。
「自営業は、自由度を優先した方がいいのでは?」という考え方は、十分ありえます。
ふたつめは、60歳まで触れない資金を本当に増やしていいのか、ということ。
自営業は収入が読みづらい。1年働けない時期もありました。そういう経験をしてきた身としては、「いつでも使える現金や、いつでも引き出せる資産」の安心感を軽く見れません。
iDeCoは老後資金を作る制度として優秀ですが、その代わりに「60歳まで動かせない」という制約があります。この制約を、自分はどこまで受け入れられるか。ここがまだ、自分の中で整理できていません。
みっつめは、「順序」を大事にしたい、ということ。
6記事目でも書きましたが、私は投資の順序を意識しています。
- 生活防衛資金(現金)を確保する
- 積立投資(コア)で淡々と続ける
- 余剰資金で攻めの投資(サテライト)
iDeCoはこの順序の中だと、たぶん2と3の間くらいに位置します。「コアの積立が安定した上で、さらに余裕があれば」という順番です。
私はまだ、新NISAの月3万円を「戻す」段階にいます。完全に積立が安定してから、iDeCoを足すのが本筋なのかもしれません。
つまり、「今じゃない」という結論もありえる、ということです。
これから調べること・決めること
迷いながらも、調べることは決めています。
ひとつめは、国民年金基金との比較。
iDeCoと似た立ち位置の制度に、国民年金基金があります。どちらも自営業向けの老後資金の制度ですが、特徴が違います。
iDeCoは運用次第で増減する、国民年金基金は受け取り額が確定する。自分にとってどちらが合うか、整理してから決めたいです。
ふたつめは、金融機関選び。
iDeCoを始めるなら、SBI証券・楽天証券が候補になりそうです。手数料・商品ラインナップ・使いやすさで比較する予定です。
これも、またの機会に。
みっつめは、2027年改正を待つかどうか。
2027年1月から、自営業のiDeCoの上限が月68,000円 → 月75,000円に引き上げられる予定です(楽天証券:【2026年12月制度改正】iDeCoの加入可能年齢・拠出限度額が引き上げ)。
枠が広がるのを待ってから始めるか、今から月5,000円とか1万円で始めて慣れておくか。これも検討中です。
よっつめは、商品選び。
やるなら、たぶんオルカン一本になりそうです。新NISAでもオルカンを積立しているので、iDeCoでも同じにする方が、シンプルで続けやすい。
これは、ほぼ決まっている部分です。
まとめ:決まらないまま、考え続けている
iDeCoを始めるか、始めないか。今のところ結論は出ていません。
「決まらないまま、考え続けている」というのが正直な現在地です。
ただ、これは悪いことだと思っていません。
投資は、急いで決めるものでもないし、誰かに勧められて始めるものでもない。自分の状況、自分の納得感、自分の順序で進めるのが、結局は一番続きます。
同じように、iDeCoで迷っている自営業の方、検討中の会社員の方がいたら、「ゆっくり決めていいんですよ」と伝えたいです。
決まったらまた記事にします。
それまでは、調べながら、考えながら、淡々と積立を続けていきます。
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※当ブログは個人の体験記であり、特定の金融商品を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願いいたします。


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